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Interview代表インタビュー
髙原社長は「グリット力」を体現する経営者として、医療とITの融合を推進し、新たな未来を切り拓いています。東京の洗練された感覚と関西の温かみを併せ持つそのリーダーシップは、社員の成長と人々のQOLの向上を同時に追求する独自のスタイルです。特に20代の若手社員の育成に注力し、公平な評価制度を確立。成長意欲の高い人材を引き寄せ、組織全体が力強く成長しています。そんな髙原社長が語る、ビジネスの成功と社会貢献を両立させるための理念とは?株式会社gritsが医療業界に新風を吹き込み続ける、その原動力に迫ります。
社名に込めた思い
「grits」という社名には、深い思いを込めています。約10年前、「グリット力」についての本※に出会いました。「グリット力」とは「やりきる力」のことで、この概念に強く共感したのです。そこで、この言葉に複数形のSをつけて「grits」としました。これには「やり切っていく集団である」という思いを込めています。
この名前には、gritの意味にもあるように困難に立ち向かい、最後までやり抜く集団でありたいという強い意志を表現しています。その本によると、将来成功する人の特徴は学歴でも才能でもなく、このグリット力だったのです。だからこそ、私たちの会社名にふさわしいと考えました。
※アンジェラ・ダックワース (著), 神崎 朗子 (翻訳),『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』,ダイヤモンド社,2016年
医療・士業に特化した理由
私たちが医療や士業といった分野に特化している理由はもともとその分野で仕事をしてきたこともありますが、Webを通じて、医師とその先にいる患者さんまでを幸せにしていきたい。つまり、患者さんのQOL(生活の質)を上げていくというビジョンがあるのです。
例えば、同じ病気でも先生によって治療方法や見解が違います。でも、そういった情報を持っている人は限られています。そこで医師の情報をWeb上で適切に公開することで、患者さんが自分に合った医師を見つけやすくなります。これは革新的なことではないかもしれませんが、目の前にある幸せ、すぐに実現できる価値だと考えています。
20代での経験が人生を左右する
20代での経験は非常に重要だと考えています。例えるなら、20代で成果を出し始める人は、部活でどんどん試合に出場するレギュラー選手のようなもので試合に出るのでどんどん技術も向上します。一方、成果を出せない人はベンチにずっと座っている選手のようなものです。早い段階から実践の場に出て経験を積むことが、その後の人生を大きく左右すると言えるでしょう。なぜなら、実践の場に出れば出るほど、経験を積み、さらに成果を出す機会が増えていくからです。結果的に、20代でついた差は30代、40代になってからではほぼ取り返すことができません。
30代は、20代の利子で食っていくようなものです。だからこそ、20代のうちにしっかりと力をつけることが重要なのです。この考えが、私たちの会社の基本的な方針にもなっています。
成長する業界・会社で経験を
積むことの大切さ
就職活動中の学生には、成長する業界や会社を選ぶことを強くおすすめします。特にIT・Web業界は今後も成長が見込まれる分野です。「成長する業界で成長する会社、そしてちゃんとした評価制度のある会社」を選ぶことが、個人の成長にも大きく影響すると確信しています。
金融業界を例にとると、以前は斜陽産業と言われていました。一方、Web業界やIT業界は誰に聞いても今後も伸びると言われています。実際に成長を続けていますし、最近ではAIなどの新しい技術も登場しています。
就職先を選ぶ際は、
まず成長する業界を選び、
次にその業界の中でどの会社を選ぶか
という順番で考えることが大切です。
会社選びでは、きちんと成果で評価するルールがあるか、そもそも会社が成長しているのかどうかを重視してほしいですね。
gritsの会社への思い
公平な評価システム
gritsでは、公平な評価システムを重視しています。特に営業職においては「数字のみの評価」をおこなっています。「好かれているか、嫌われているかに関係なく、これだけの成果を出せば評価が上がり、出せなければ下がる。中途半端なら現状維持」という明確な基準を設けています。
この客観的な評価システムが、社員のモチベーション向上と公平な昇進・昇給につながっています。よくある「上司と仲が良いから」とか「会社の行事に積極的だから」といった上司の主観的な理由で評価が変わるようなことは一切ありません。そういった評価の仕方は適切でないと考えています。だから、創業以来、この公平な評価にはこだわり続けているのです。
少数精鋭のチーム
gritsは少数精鋭のチームを目指しています。ただし、「少数」といっても50人や100人でも構いません。重要なのは1人当たりの生産性の高さです。同業他社と比べて、私たちの1人当たりの生産性は約2倍です。
全体の売上や社員数ではなく、「その人数でどれだけの成果を出せているか」が重要だと考えています。例えば、50人で10億円の売上を目指すような、高い効率を実現できる組織を作りたいのです。このビジネスモデルでそれを達成できる会社は、そう多くはないと自負しています。
gritsへの就職をお考えのみなさんへ
gritsは、皆さんの力を最大限に
引き出し、共に成長していける環境を
用意しています。
ぜひ、私たちと一緒に新しい挑戦を
しませんか。
新卒採用を検討している方へ
就職を考えている皆さんへ、特に強調したいのは「序盤のうちに力をつけること」の重要性です。ビジネスの世界は、これから本当の意味での試合が始まるようなものです。後半戦から挽回するのは難しいものです。だからこそ、成長している業界で、成長している会社を選び、きちんとした評価制度のある会社で力をつけていってほしいのです。
人生において営業力や交渉力が強いことは、
決して損にはなりません。
人生そのものが交渉の連続とも言えるでしょう。対人能力を高めておくことで、人生をより有利に進められるはずです。
また、医療分野で働くことは、高齢化社会を迎える日本において、社会問題の一部を解決する手伝いができるということです。さらに、医師や弁護士といった高い能力を持つ方々と仕事をすることで、自己成長も促されます。こういった環境で力をつけていくことは、皆さんの将来にとって大きなプラスになると信じています。
中途採用を検討している方へ
中途入社の方々に伝えたいのは、環境の重要性です。結局のところ、仕事の成果は「本人のやる気」と「環境」の掛け算で決まると考えています。私たちは、皆さんが力を発揮できる環境をしっかりと用意しています。あとは皆さん自身のやる気と覚悟を持って来ていただければと思います。
よくある転職の理由として「成果を出しても給料が変わらない」「残業が多い」といったものがありますが、私たちの会社ではそういった心配はありません。成果主義で、かつワークライフバランスも重視しています。
ただし、注意していただきたいのは「自己評価」と「他者評価」のギャップです。会社の評価、つまり他者の評価と自己評価にギャップがある人は続かない傾向があります。私は「自己評価」という言葉自体がないと考えています。評価は常に他人が決めるものだからです。この本質を理解し、客観的な評価を受け入れる覚悟のある方を歓迎します。
Profilegritsの髙原社長はこんな人
株式会社grits 代表取締役
髙原 直人Naoto Takahara
伊丹市出身で、株式会社gritsの代表取締役。社名「grits」には「やり抜く力(grit)」を複数形にして「やり抜く集団」を目指すという意味が込められています。髙原社長は、常に挑戦し続ける組織作りに尽力しており、東京で培った洗練された感覚と関西の温かみある人間関係を融合させた独自の経営スタイルが特徴です。
若手社員の成長に特に力を入れており、20代の育成に注力する一方、中途採用者にも公平にチャンスを提供し、実力が正当に評価される仕組みを構築しています。髙原社長自身は「せっかち」と自称するほどスピード感を重視しながらも、長期的なビジョンを持ち、事業を着実に推進しています。株式会社gritsは、医療とITを融合させた革新的な取り組みにより、人々のQOL(生活の質)の向上を目指しており、その成果が高く評価されています。「注目の西日本ベンチャー100」に選出されるなど、地元関西を大切にしつつ、全国展開を視野に入れながら、医療とIT業界に新たな風を吹き込み続けています。